Mukwano Member Blogムクワノとは、ウガンダのラカイ地区に孤児院、及び職業訓練所を設立・運営しながら親を失った子供たちをサポート、世の中に働きかけていくグループです。

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3回目のウガンダへ 4 14:47
      〜君の時間が奪われないように〜ラカイ県の問題点〜
 
 
 
こんにちは!MUKWANOメンバーの小川光一です!
 
 
 
4回目の更新の今回は、
MUKWANOスクールの周りを取り巻く問題点についてです。
 
皆さまもご存知の通り、ホームスクール自体にも両親をエイズ等で亡くした遺児が居る訳ですが、この一帯には非常に沢山の貧困家庭があります。子どもだけで住むような家もあったり、その状況は過酷で、根深いものがあります。
 
 


 
 
また、この地域の水不足は非常に深刻といえます。雨季であれば水タンクにここぞとばかりに雨水を溜めるのですが、乾季など暫く雨が降らない日が続くと、時に授業時間の合間に遠くにある湧き水まで、子どもたちは水を汲みに行かないとなりません。僕も何度も付いて行きましたが、それが遠くて遠くて仕方がありません。発汗作用は崩壊して、かつ、標高2000m近いウガンダでは空気も心細いものです。
 
 

 
 
それでも、やっと辿り着いた湧き水がこの色なので、日本人の価値観からいくと絶句してしまいます。彼らは小さい頃からこの色の水を飲んでいるからか、お腹が強いですが、だからと言って大丈夫な訳ないですし、望ましい環境ではないですよね。なんだかこの水汲みの姿を見ていると毎回切なくなります。
 
 
 
また、今回は逆にこんな問題も起きていました。
 
 


 
 
僕が伺う数週間前に大々的な雨・風・雷が降り注いだそうです。その結果、先生たちが住んでいる寮の屋根が風で吹き飛ばされ、部屋の中が洪水になってしまい、危うく溺れかける事件が発生したのです。そして、スクールでさえここまで大変なことになったのならばと若干心配になりつつ、貧困家庭を訪問してみたら、やはり大変なことになっていました。
 
 


 
 
横壁が完全に崩れ落ちて骨格の心細い木の枠組しかなく、家がいつ崩れてもおかしくない状況に思えました。僕自身、防災士の資格を持って、国内で仕事をしている身でもあるので、これは今後また起きた時のことを考えても、どうにかMUKWANOとして出来ることはないかなあと個人的に強く感じる瞬間となりました。
 
 
 
このように問題は挙げても挙げても山積みです。本当にこれからも様々な支援が幅広く長く必要ですし、皆さまからのご寄付がその何よりの源になります。ホームスクールやその周りに住む人たちがしっかりと自立していけるように、僕自身も少しでも力になっていくことが出来たらと思います。今後ともMUKWANOをどうぞよろしくお願いいたします。
 
今回はこの辺で。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
 
 
 
小川光一
 
 
 
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