Mukwano Member Blogムクワノとは、ウガンダのラカイ地区に孤児院、及び職業訓練所を設立・運営しながら親を失った子供たちをサポート、世の中に働きかけていくグループです。

| CALENDAR | RECOMMEND | ENTRY | COMMENT | TRACKBACK | CATEGORY | ARCHIVE | LINK | PROFILE |
3回目のウガンダへ 5 07:08
 
       〜KOKO〜


こんにちは!MUKWANOメンバーの小川光一です!この度は2015年6月、MUWKANOが支援しているホームスクールに行って参りましたので、幾つかブログ記事をアップしてきました。これがひとまずは最後の更新です。よろしくお願いいたします。
 
 
 3度目のお別れの日はやって来ました。
 
今回も、本当に「koko!」「koko!」って「え?お前がなんで俺知ってるんだよ」と言いたくなるような
見知らぬおっさんまで「kokoじゃん!」って、
 
「は?お前ら別の学校じゃん」と言いたくなるような
接点のない隣りの学校の子どもたちまで「kokoーー!」って、
 
どういう訳か分からないこともありましたが、今回も僕のニックネームである「ココ」を沢山の人に知ってもらうことができました。ルガンダ語で「鶏」のことを「nkoko(ンココ)」と言うので、そっちと間違えて覚えてる人も多数ですが、それもご愛嬌です。
 
 

<photo12>
 
 

<photo13>
 

ちなみにホームスクールの周りには豚、ヤギ、牛、鶏がたくさん居ます。正式名称は分かりませんが、水牛みたいな角の生えた牛や、クジャクみたいなキレイな羽の生えた鳥も見かけることができます。また、僕の滞在していた6月は、なんだか蝶が北から南にものすごい数で毎日移動をしていました。見たことないような不思議な虫もたくさん居るので、自然が大好きな人には堪らない場所だと思います。
 

ちなみに蝶(チョウ)のことはルガンダ語で「kiwojolo(キウォジョロ)」と言うそうですが、もしその蝶が大群だと「biwojolo(ビウォジョロ)」らしいです。そして何故か蛾(ガ)のこともkiwojolo、biwojoloと言うのだそうです。なんだかしっくり来ませんが、逆に日本が言葉を多く分け過ぎなのかもしれません。
 
 
 
さて、本題に戻ります。
 
最終日は僕が滞在中唯一の雨がホームスクールに降り注ぎました。
一日中降ったり止んだりを繰り返して、でも降っている時間の方が長めでした。
 
そして、その日は夕方に子どもたちも別件があったため、
お別れパーティはどうにかその合間を縫ってそそくさと行われました。

僕も照れくさいのでそそくさ程度で良かったのですが、
それでもみんなすごく寂しそうにしてくれて、
下級生時代から知っている上級生たちは物凄くふてくされ、
今回仲良くなった真ん中辺りの学年の子どもたちも物凄くふてくされ。
 
一緒に写真を撮ってもみんなブスっとして、なんだか微妙な写真しか撮れませんでした。
いつかの再会の時にその分笑ってくれたらいいなと思いました。
 
 

<photo14>
 
 
最後の挨拶はもちろん全編ルガンダ語で。
 
簡単に掻い摘むと、
「日差しも土煙も大嫌いだけど、日陰とみんなのことは大好きだ。」と伝えました。
「勉強はすごく重要だよ、一生懸命授業を受けてください。」と伝えました。

 
 
僕がこのMUKWANOスクールを初めて訪れた2010年に出会ったチビっこ陣も立派な上級生になっていた訳ですが、次に僕が来る頃には、もしかしたら卒業して、もういないかもしれません。そう思うと、なんとなく、僕の中で1つのクールが終わったような気になっている今回です。
 
初めてラカイ県に訪れたときは、大きな無力感を喰らいました。
世界はそう簡単に変わらないなと痛感させられて、
国内外の様々な社会問題から目を背けたくなりました。

それでも、毎日必死に生きているラカイ県の子どもたちと出会って、
一生懸命支援を続けているMUKWANOのメンバーに出会って。
 
僕も自分の技術を作り、知識を蓄え、
少しずつでもいいから、諦めずに歩み続けようと思いました。
 
世界がそう簡単に変わらないからといって、
それは歩みを止める理由にはならないと思いました。
 
この5年間でアフリカに、ウガンダに、ラカイ県に、ルワマグワに、MUKWANOホームに、色んなことを感じさせられました。それは僕が日本で必ず活かさなきゃいけないものですし、そして必ずこの場所に還元していかなきゃいけないものだと感じています。
 
 
 
今回のMUKWANOホームスクールとのお別れは、今までのお別れとはやっぱり何かが違いました。それは先ほど述べた通り、初めて訪れた時の子どもたちがいよいよみんな卒業しちゃうからなのだと思います。寂しさがすごい。けれど、今回の渡航で出会った新しいチビっこ陣が、次にMUKWANOスクールに行った時に、僕のことを覚えてくれていたら、僕のウガンダ第二章が始まるような、そんなワクワクも胸の内に秘めつつ。
 
 
 
 
 
それでは今回の渡航に関する記事たちを読んでくださり、
誠にありがとうございました!
 
今後MUKWANOの活動か何かで僕を見かけることがあれば、ぜひお声掛けください!
パッと見た感じは確かに無愛想ですが、そんなことはないので(笑)
 
 
 
今後とも末永くMUKWANOのご支援どうぞよろしくお願いいたします!
 
 
 
小川光一
ーーーーーーーーーーーー
 
| Koichi | - | - | posted by mukwanojapan
<< NEW | TOP | OLD>>