Mukwano Member Blogムクワノとは、ウガンダのラカイ地区に孤児院、及び職業訓練所を設立・運営しながら親を失った子供たちをサポート、世の中に働きかけていくグループです。

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ウガンダ滞在レポート 23:18
 3月11日、私は再びウガンダの地に到着した。私にとって、二度目となるウガンダ訪問である。Mukwano Homeを訪問したのは到着後1週間を経過してからだったので、その間は色々なことを考えた。前回は首都・カンパラに程近いAIDS孤児を支援している学校で建設作業などをしたが、今回はラカイ県という、カンパラから5時間もかかる所での滞在なので、正直不安だった。自分が今までに経験したことのない環境で生活出来るのかという不安と好奇心。自分のような人間が子どもたちに何か出来るとは思えないという絶望と、もしかしたら役に立てるかもしれないという期待で、頭や心はごちゃごちゃになっていた。
 

 そんな緊張を持って訪問した私に、Homeの子どもたちは素晴らしい笑顔と歌声と踊りで出迎えてくれた。私は涙が出た。見ず知らずの私をこんなにも温かく歓迎してくれるのかという感動と、こんなにも可愛く愛おしい子どもたちに出会えた喜び。そして、この孤児院に住んでいる、目の前の元気いっぱいの子どもたちには身寄りがないのだ、という事実を理解し、悲しくなった。同時に自分はやはりこの子たちには何も出来ずに終ってしまうのではないかという焦りが私を襲った。
        
         
 Homeでの生活も3日を過ぎると徐々に慣れてきて、私は降ってくる雨で髪の毛を洗うことも、初めは辛かった丘を登ることも、夜中にライトなしでトイレに行くことも、虫よけスプレーなしでビーチサンダルで草の中を歩くことも、なんとかそつなく出来るようになった。ルガンダ語も少しずつ上達した。これらすべての行動は、いつも子どもたちとともにあった。いつも子どもが傍にいてほほ笑んでくれた。

          
 しかし1週間を過ぎたころ、子どもたちの異変に気がついた。子どもたちが突然悲しそうな顔をしたり、やたらと甘えてきたり、「どうせ戻ってこないんでしょ?」と尋ねてきたりした。8月にAIDS孤児の小学校を訪問した時も、同じようなことがあった。しかし、出来ない約束はしない方が子どもたちを傷つけないですむので、私はその問いについて、答えることが出来なかった。けれども今回私は「必ず戻ってくるよ!」と答えていた。


         
私に出来ることはきっとたかが知れていて、ものすごく小さなことなのかもしれない。もしかしたら、何かをしようと思うこと自体が間違っているのかも知れない。でも、何度も子どもたちに会いに行くことによって、私は決して彼らを忘れないということを、そして、彼らを大切に思っているということを、示せればと思う。そして「Mukwano」と呼んであげたい。私はまた8月に会いに行きます。待っててね。



松 紀枝
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