Mukwano Member Blogムクワノとは、ウガンダのラカイ地区に孤児院、及び職業訓練所を設立・運営しながら親を失った子供たちをサポート、世の中に働きかけていくグループです。

| CALENDAR | RECOMMEND | ENTRY | COMMENT | TRACKBACK | CATEGORY | ARCHIVE | LINK | PROFILE |
教科書の購入 20:01
今回はウガンダに到着後、すぐにRakaiに向かう予定だったが、教科書の購入を先に行うことになり、Rakaiより校長のEvalist氏に首都カンパラへ来てもらうことに。エンテベ空港よりカンパラへ向かうが、カンパラ近郊の渋滞がひどく、到着したのはエンテベを出て2時間半後(通常、空いていれば約1時間)。

Evalist氏と1年ぶりの再会を果たし、色々積もる話をする。翌日はカンパラのメイン通り:カンパラRoadの1番大きい本屋へ、Evalist氏と共に向かう。これまでサマニャの丘のホームスクールでは、先生のみが教科書を使っている状況だった。子ども達が活字を目にするのは、先生達が黒板に書くHand writingのみ。ウガンダ国内、そういった状況の小学校も数多くある。だからか、板書・暗記中心の教育となっている。勿論、中には生徒1人1人教科書を持っている裕福な学校もあれば、生徒2〜3名で1冊をシェアという学校も多い。

去年末から、Evalistや他の先生達とは、基礎教育の充実を図る為にも、子ども達に教科書があったら良いのにと話をしていた。ただ、教科書を注文するにも一旦カンパラへ出てこなくてはならず、今期からの教科書導入を目標としていたため、今回の私のウガンダ訪問のタイミングと合わせて実現することとなった。

book4
book5
先生達が現在スクールで使用している教科書のリストと照らし合わせつつ、本屋の店員のアドバイス(最近の教科書の傾向や会社別の評判など)を聞きながらどれを購入するかEvalist氏と共に選択していく。またP7(小学校7年生ーウガンダの小学校は7年生まで)の際に受けなくてはならないPLE (national exam)対策の教科書、問題集などを購入。教科は、英語、算数、理科、社会、農業、宗教。
ただ、教科書は生徒約2人につき1冊の配布となる。

また低学年用のチャートを購入。これは大きな紙に九九やアルファベットなどが絵と共に書いてあるもの。授業中にも使用するが、一部はクラスルームの壁に貼ることを検討中。


本屋での買い物。なんと、約5時間半かかった。教科書の注文を終えてから、倉庫に行った店員さん達、いつまで経っても戻らず。おかしいなと思い事情を聞くと、倉庫に保管されている教科書の束が学年、教科などバラバラに保管されていたためと判明。2時間が経過し、Evalist氏と一緒に教科書が来るたびに、レシートと共に間違えがないかをダブルチェック。全てチェックをし終えて若干疲れ気味の私たちをよそに、店員の1人が「私たちも再度チェックをするから」と言う。あとどのくらい時間がかかるんだろうか。1人の女性がレシートを見ながら赤ペンでチェックしていき、もう1人の警備の男性がチェックが終わった後の教科書をダンボールに詰めて行く。大きな5箱のダンボールが詰め終わり、ガムテープで封もし、ようやく赤ペンのチェックも終わるというその時、、、、女性が、P5の算数とP4の社会を見たのに、チェックがついていないと言い出す。。。。ここからが大変。今まで詰めたダンボールをもう1度開け直し、探し始める。床に教科書の数々が散在し、ここからまた1時間半。結局、両方の教科ともダンボールから見つかり、ようやく買い物終了。
Evalist氏も私も、本屋を出る頃にはくたくたになりながら、でも同時にようやく教科書を購入できたという充実感も混じりながら、大きなダンボールと共にカンパラの中心街を後にした。

book1


 永谷 裕香

 
| yuka | - | - | posted by mukwanojapan
<< NEW | TOP | OLD>>